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ヘルプが仕事しない問題

結局配られたカードで勝負するしかないということ、それがどういう意味であれ

ママや売上者からの相談で最も多い内容があります。それは、「ヘルプが思うような仕事をしてくれない」という内容です。もちろんそのほとんどが正論ですが、一方で皆さんが誤解している事実が存在しています。

皆さんは才能をもった特別な存在

売上者やママなることは本当に大変なことです。日々の努力や工夫なしには絶対にその立場になりえることはできません。しかし、努力すれば誰でもなれるかと言われれば、そうではありません。要するに、皆さんは何かしらの才能も持ち合わせている特別な存在、そしてそれに加えて努力を重ねたからこそ今の立場がある、ということです。よく「自分は当たり前のことをしてきただけだから誰でもできる」と言う人がいますが、そもそも当たり前のことを当たり前のことと気がつくこと、そしてそれを習慣にして日々繰り返すことができること、これが非常に難しいことではないでしょうか。当たり前のことが繰り返しできること、これも才能の一つということです。

全員が特別な人と同じ感覚をもっているはずがない

当たり前のことを当たり前のこととしてきた皆さんにとって、当たり前のことをしない人を見ると、「なぜ?」と思うでしょう。しかし、この答えは実に簡単です。当たり前のことができない人が多数であり、それをできる皆さんが少数だからです。裏を返せば、当たり前のことができる人が多数だとしたら、それはもうとんでもない競争社会ですよね。きっと皆さんも今と同じ立場を得るために、今までの倍以上の努力をしなくてはいけないのではないでしょうか。

「なぜ?」と思い始めると止まらない

皆さんにとって、その多数派の方々の振る舞いは実に目に余ることでしょう。そして、かなりのストレスとなっているはずです。しかし、事実としてそんな人が沢山いるのは変えられません、だって多数派なわけですから。であれば、無駄なストレスを避けるべく、まずはその事実を認識してその前提で考え方を変えるしかありません。立場ある皆さんは、周囲の方よりも仕事量も多いはずです。一人で仕事はできませんので、そういうもんだという前提で人と接して円滑に仕事を進めていく必要があります。

「理解して接すること」と「甘い」は違う

よく多数派の方気持ちを理解しようとすることを甘いと表現する人がいますが、それは違います。まず理解する、そしてその上で指示だってしますし時には説教だってします。聞き手の立場からしたら、自分の気持ちを理解しようとしてくれている人から言われることと、頭ごなしに甘いと言われることでは、聞く耳の持ち方が変わってくるのは当然のことです。そして、そういった意味のあるコミュニケーションから信頼関係は生まれるものです。

銀座全体の流れとして

コロナによる水商売離れ、銀座の全体サービス低下、客層の変化が原因で、銀座クラブというブレンドだけで人が集まる時代ではなくなっております。一方で店舗は増え続けておりますので、シンプルに常に人が足りていない状態、労働の売り手市場が続いています。つまり、店舗側は最低限の人数を揃えるために、多数派の方がこれからも増えつつけるということです。とゆうことは、今のうちに多数派の感覚に慣れておかないとどんどんしんどい思いをする、ということです。

結局配られたカードで勝負するしかないということ、それがどういう意味であれ

とにかくまずは、自分のものさしだけで普通を測るのではなく、いろんな人もいるんだという考えは重要です。自分の考えに合わない人を排除し続けるとしたら、あなたの成功への道はとても険しいものになるでしょう。
人を理解する気持ちがあれば、あなたのその人への言葉は変わってくるはずです。