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黒服を下に見ているあなたは一人で仕事をするおつもりですか?

私が自分だけのために働いている時には、自分だけしか私のために働かなかった。
しかし、私が人のために働くようになってからは、人も私のために働いてくれたのだ。

皆さん、黒服を雑に扱ったことはありませんか。おそらくある人がほとんどだと思います。別に、単純に黒服を代表して黒服をバカにするなとか、仲良くしろとか、認めろとか、そいうことを言いたいわけではありません。

お客様を満足させること、それは分業

お客様をお店に呼ぶこと、クラブ業において最も大事な作業です。そして、その仕事に関して最も長けているのは、言うまでもなく女性です。そしてお店に呼んだお客様がどのように満足して頂けるかを考える必要があるわけですが、結論、最低限黒服の協力が無けれお酒も、おしぼりも、氷も出てきませんん。それでは店として成立しませんし、お客様にもなんだこのお店はと思われることでしょう。まずは、ホステスさんも黒服も全員で協力しなければ、お客様を満足させることはできない、ということを認識しましょう。

それは仕事だろ、という言い分

全くその通りです。なんの異論もありません。確かに、アホな行動を繰り返す黒服だって沢山います。しかしその事実だけで、黒服=使えない奴ら、だから雑に扱う、という結論で話が終わってしまったら普通の話で終わってしまうので、一歩進んだ考え方をしてみます。

そもそも黒服の能力に期待しすぎ

黒服なら最低限こうするべきだ、という議論は良くあります。しかし、黒服ならばこうあるべきという基準は、実は店や人によって異なります、そして、能力の高い低いの差だって当然あります。もちろん、だから黒服のミスを黙認しろとかそういう話ではありません。あなたの期待する黒服の基準は、黒服のできる仕事の平均値よりも必ず高い、という事実をまずは認識してください。

黒服も結局人間

人間だれしも仕事のキャパシティは決まっています。そして大概、あなたが期待するキャパシティよりも小さいです。皆キャパシティに対してキャパオーバーな状態になったとき、優先順位を自動的につけて仕事に取り掛かります。そんな時、どうやって自動的に順位を決めるか。決まっています、人として好きな人のためになる仕事をチョイスするでしょう。きっとほとんどの方がそうなはずです。そして、普段から雑に扱われている女性に対しては、良い感情があるわけありませんよね。仕事ですから挨拶はするでしょうが、腹の中で嫌われていたら、あなたへの仕事は必ず後回しになります。これは贔屓ではありません、本能です。

黒服ごときと陰で言っている人は、陰でホステスごときと言われている

黒服ごときと言っていることは、それが陰口であっても態度に出ます。そんな人が好かれるわけありません。

黒服の役割をよく考えてみる

とはいえ、黒服だって立場がありますから、そうそうあからさまな差はつけ辛いもの。
あなたが大事なお客様をお店に呼んだ時に、あなたの席にヘルプの女性を選択してつけるのは黒服です。あなたがヘルプとして他の席に着く時に、どの席を選択するかも黒服です。実は、周囲に気がつかれない方法で他の女性と良くも悪くも差をつける方法はいくらでもあります。もしもあなたが残念ながら黒服に嫌われていて、変な席ばかり回されるようになったら、これって女性にとって結構死活問題ですよね。

黒服は上でも下でもない、自分のできない仕事を担う協力関係

運よく、心より信頼できる黒服さんに出会えることができたなら、きっとあなたは自然体で尊敬の念をもって接するでしょう。しかし、そうではない場合の話。無理して尊敬する必要もありません、無理して気を遣う必要もありません。上でも下でもない横並びの協力してくれる人、という関係性で接するのが最も良いでしょう。横並びですから、挨拶から始まり、最低限の大人としてのマナーをもって接する、これで構いません。

それで伝わらなければどうでもよい

あなたのその対応でもし何も黒服に伝わらなかったら、放っておいてよいです。その黒服はただのバカなので、そのお店でも立場のかなり低いでしょう。そんな黒服に構っている暇はありません。

黒服を味方につければあなたの仕事内容はかなり変わる

一定の敬意を払い黒服に接した結果、黒服と良好な関係になれたとしたら、あなたの仕事のやりやすさは劇的に変わるはずです。少々強引なあなたの要望も通りやすくなるはずです。結局は人間、本能的に好き嫌いによって大なり小なり差はでくるものです。

私が自分だけのために働いている時には、自分だけしか私のために働かなかった。
しかし、私が人のために働くようになってからは、人も私のために働いてくれたのだ。

仕事は一人ではできません、絶対に。ただでさえお客さんのコントロールは困難なもの。そんな中で最も力になってくれるのは近しい距離感にいる黒服しかいません。そして、残念ながら最も邪魔な存在となりうるのも黒服です。お互い協力関係として補い合うことができていけば、あなたの仕事は楽になり、またお店全体としてもとても良い雰囲気になっていくことでしょう。